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2019年2月5日
人生100年時代、早死によりも怖い「死なないリスク」

(保険、ライフリスク) 
 日本人の95%は60歳以上生きる、厚労省の人口統計調査結果です。60歳男性の生存率は92.8%、男の赤ちゃんの100人中93人は60歳まで生きて、女の赤ちゃんでは100人中96人が65歳まで生きています。食糧事情の好転や医療技術の進歩のおかげです。
 そこで、男性社員が大学新卒で入社し、働き始めたので生命保険に加入、毎月1万円の保険料で掛け捨て保険を定年60歳まで加入し続けたとしましょう。38年間で支払う保険料総額は456万円ですので、かなり大きな“買い物”をしたことになります。よく言うように、人生で住宅、自動車に次ぐ大きな買い物(1台の車38年間乗り続ける方は別ですが)です。
 そして100人のうち5人の方々は、保険に入っていたおかげで数千万円に上る死亡保険金をご遺族に渡すことが出来ます。それ以外の95人の方が支払った保険料総額4億3,320万円(456万円×95人)は保険会社に支払って終わりです。全体で見ればこのように保険会社が儲かる仕組みになっています。
 では、“保険に入るのは損”なのでしょうか。個人リスクのカバーという点では、保険に加入する意味は十分にあります。自分は絶対に100人中の95人に入る、という保証がある方、自分が死んでも経済的に困る人はいない、または、たかだか数千万円のお金なんてはした金という億万長者の超富裕層の方、などは別ですが。
 特に、経済的責任を背負っている場合、結婚して奥さんと子供さんを扶養している場合などが典型ですが、死亡によって収入が途絶えた場合の資金手当てとしては保険に勝るものはありません。死亡だけでなく、働けなくなった時も同じです。とはいえ、456万円(これは1年分の平均年収に相当します)もの大きな買い物を、どうすればいいのでしょうか。
 その答えは簡単!“賢く(スマートに)保険を買う”ことです。今の自分に本当に必要な保障を、適切・妥当な金額で購入することです。
 そこで伺います。皆さんはどうやって保険に加入していますか? 保険会社のセールスレディや営業マンの説明を聞いて? 街角の保険ショップに行って? ネットで調べて良さそうなのを探して? どんな方法がもっともスマートなのか、続きは次回で。

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